「LINE AIって1日300回まで使えるの?」「トークの内容がAIに読まれて、勝手に学習されているのでは?」
LINEのAI機能について、こんな噂を見かけて不安になった方も多いと思います。
結論から言うと、「1日300回」は誤解で、無料だと1日3回までです。トークも、自分で同意しない限りAIは動きません。
この記事では、LINE AIでできること、利用回数や料金、そして「トークは読まれるのか」を整理しました。
- 無料は1日3回、LYPプレミアムは10回、使い放題プラン(月750円)は無制限
- 「1日300回」は誤情報。300は「文字数」や「AIが読む件数」との取り違え
- AIを使うには自分での同意が必要。同意しなければトークは対象外
- 同意して使うと、直近のトークが海外のAIに送られる仕組み。オフにもできる
LINE AIとは?何ができるの?
「LINE AI」は、LINEの中で使える生成AIのサービスです。
大きく分けて、トーク画面で会話を助けてくれる機能と、ホームから開いて質問や画像生成ができる機能があります。
トーク画面で使う機能
トークルームのメッセージ入力欄にある「AI」ボタンから使えます。相手への返信文をいくつか提案してくれる「返信を提案」、会話の話題を出す「話題を提案」、雰囲気を読む「ムードを分析」、下書きを敬語やタメ口に変える「口調を変換」、打ち間違いを直す「誤字を修正」などがそろっています。
このトーク内の機能は、まとめて「LINE AI トークサジェスト」や「Agent i(エージェントアイ)」と呼ばれています。
ホームから使う「LINE AI」とAI Friends
ホーム画面の専用ページからは、「今日の天気を教えて」のような質問に答えてもらったり、条件を伝えて画像を作ってもらったりできます。友だちと話す感覚でAIに聞けるイメージです。
なお、AIキャラクターと雑談できる「AI Friends」は別のサービス扱いで、これから説明する回数や料金のルールには含まれません。
LINE AIは1日何回まで使える?
利用回数について、LINE公式の発表では、加入しているプランによって1日の上限が変わります。
| プラン | 月額(税込) | 1日の利用回数 |
|---|---|---|
| 無料(LYPプレミアム未登録) | 0円 | 1日3回 |
| LYPプレミアム会員 | 508円〜 | 1日10回 |
| 使い放題プラン | 750円 | 無制限 |
この回数は、トーク画面の機能をまとめて数えます。LINE公式ヘルプには「返信を提案/話題を提案/ムードを分析/口調を変換/誤字を修正を行った回数を合計します」と書かれています。つまり5つの機能を別々に3回ずつではなく、合わせて1日3回(無料の場合)です。
上限に達すると、その日はいったん使えなくなり、使い放題プランへの案内が表示されます。回数は翌日には回復するので、時間をおけばまた使えます。
これらの機能や使い放題プランは、LINEのバージョン15.14.0以上で使えます。パソコン版では使えず、スマホやiPadなどが対象です。
「1日300回使える」は嘘?”300″の正体とは?
ネットでよく見る「LINE AIは1日300回まで」という情報は、公式のどこにもありません。
実際は先ほどのとおり、無料なら1日3回です。ではなぜ「300」という数字が出回っているのでしょうか。
これは、LINE AIに登場する別々の「300」が混ざってしまったのが原因です。整理すると次の3つに分かれます。
- 300回(誤り):300回の制限は公式に存在しません
- 300文字:「口調を変換」「誤字を修正」で、一度に入力できる文字数の上限。公式ヘルプに「300文字を超えるメッセージには利用できません」とあります
- 300件:AIが会話の流れをつかむために読み取る、直近のメッセージの件数(最大300件)
「文字数」や「AIが読む件数」の300が、いつのまにか「使える回数」の300として伝わってしまったようですね。無料での利用回数は3回、と覚えておけば混乱しません。
トークはAIに読まれる・学習される?

ここがいちばん不安なところだと思います。順番に見ていけば、仕組みはそれほど怖いものではありません。
使うには自分での「同意」が必要
トーク画面のAI機能を使うには、「利用規約」と「情報利用に関するポリシー」への同意が必要です。同意しなければ機能は使えず、その分、トークが読み取られることもありません。
つまり、AIに同意していない普通のトークが、裏で勝手に読み取られるわけではありません。この点は安心ですね。
同意して使うと、何が起きるのか
同意して使う場合は、その機能を使ったトークルームの直近最大300件のメッセージや、送受信の日時などの情報が取得されます。そしてこの情報は、AIの回答を作るために、米国のGoogleやOpenAIといった会社のAIに共有されます。
利用規約では、取得した情報の使いみちとして「サービスの提供・維持」「不正利用の防止」に加え、「開発・改善・統計分析」や「興味関心に合わせた広告の表示」なども挙げられています。海外に送られると聞くと身構えますが、これはクラウド型のAIなら共通の仕組みです。

一方で、設定画面には「この情報は、保存されたりAIの学習に使用されたりされず、分析の用途としてのみ使用されます」とも書かれています。トークの中身そのものが、AIを賢くするための教材に使われるわけではない、という説明です。
「全トークが無断で海外に送られる」はデマ
「過去のトーク全部が、知らないうちに海外のAIに送られて学習されている」という噂は正しくありません。対象になるのは自分で同意した機能を使ったときの直近のやり取りだけで、しかもトーク本文はAIの学習には使われないと明記されています。
とはいえ、広告や開発にも情報が使われる点が気になる方はいると思います。
その場合は、次で紹介する方法でオフにしておけば大丈夫です。
LINE AIをオフにする・使わない方法
「今は使わない」「情報を渡したくない」という場合は、同意をオフにしておけます。
設定は「ホーム→設定→Agent i」から行います。
- STEP1設定を開く
ホーム画面の右上にある歯車マーク(設定)をタップします。
- STEP2「Agent i」を開く
設定メニューの中にある「Agent i」を選びます。
- STEP3同意をオフにする
「情報利用に関するポリシーへの同意」のスイッチをオフ(灰色)にします。

もともとオフのままなら、それ以上何もする必要はありません。今の状態が気になる方は、この画面でスイッチの色を確認してみてください。
同意はそのままで、特定のトークだけAIボタンを消したいときは、同じ「Agent i」の中の「トークルームのAgent iの表示設定」から、30日間だけ非表示にできます。
LINE AIのよくある質問
LINE AIは無料で使える?
使えます。LYPプレミアムに登録していない人でも、1日3回までは無料です。もっと使いたい場合は、LYPプレミアム(1日10回)や、月750円の使い放題プラン(無制限)があります。
1日3回はどの機能を数えるの?
トーク画面の「返信を提案」「話題を提案」「ムードを分析」「口調を変換」「誤字を修正」の合計回数です。どれを使っても1回としてカウントされ、合わせて1日3回(無料)までです。
同意しないとLINEは使えなくなる?
いいえ。同意しなくても、LINEのトークや通話などは今までどおり使えます。使えなくなるのは、AIの提案機能などの一部だけです。
iPhoneとAndroidで違う?
操作の流れは基本的に同じです。どちらもバージョン15.14.0以上が必要で、パソコン版では使えない点も共通です。
▶その他、LINEに関する困りごとは以下の記事も参考にしてください。
まとめ
LINE AIは、噂されているほど怖いものではありません。
仕組みを知って、使うか使わないかを自分で選べば大丈夫です。ポイントをまとめます。
- 利用回数は無料で1日3回。「1日300回」は誤情報
- 「300」は文字数(300文字)やAIが読む件数(300件)との取り違え
- 使うには同意が必要。同意しなければトークは読み取られない
- 気になるときは「設定→Agent i」から同意をオフにできる
噂に振り回されず、必要な分だけ、安心して使っていきましょう。



